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こんにちはTGRです。もうすぐ桜の開花シーズンになりますね。桜の季節は小粋に日本酒で舌を潤わしつつ花見をしたいと思っている人、結構多いのではないでしょうか。
でも、日本酒の種類が沢山ありすぎてどれを買えば良いのか分からずにコンビニ等で適当に買ってしまってはいませんか?日本酒は上手に選べば常温でも美味しく呑めたり、燗酒にしても美味しかったりと野外で呑むのに適したお酒なんですよ。

今回は日本酒の仕入れ歴10年以上の僕が、お花見にオススメのお酒を紹介します。少しこだわった日本酒を呑みたい人はぜひ参考にしてみて下さい!
お花見に日本酒をおすすめしたい理由

お花見は江戸時代から本格的に流行ったと言われており、歌川広重の絵にも桜を見ながら日本酒を吞んでいる姿が沢山描かれています。
江戸時代から親しまれている日本酒と花見。現代においても相性が悪いはずがありません!
日本酒はお花見中に常温になっても楽しめる
日本酒は常温でも美味しく呑めたり、燗酒にしても美味しかったりと野外で呑むのに適したお酒なんですよ。
また、桜を見に行くまでの道のりが遠い場合、キンキンに冷やしたつもりのお酒がぬるくなってしまう場合があります。ビールだと少しぬるくなっただけで致命傷ですが、日本酒の場合は少しぬるくなった程度では全く問題ありません。

どの温度帯でも美味しく呑める、その懐の深さが日本酒の良いところの1つのなんです!
日本酒は野燗炉(燗銅壺)やコンロを使用して熱燗も楽しめる

桜の時期は思った以上に夜が冷え込む場合がありますが、野燗炉(燗銅壺)やコンロを使って湯を沸かすことによって燗酒を楽しむことができます。寒い中、夜桜を見ながら燗酒を呑んで体を暖めるなんて風情がありますよね。
ちなみに野燗炉(燗銅壺)を飯盒使って自作した記事はこちら

お花見に適した桜のラベル等、季節限定の日本酒が販売される時期

この時期の季節限定日本酒は花見を意識したお酒が多くなります。花見に合わせた味わいなので相性も良く、桜色の美しいラベルが目を引きます。
また、春の季節限定酒はフレッシュさが特徴的で、生酒で出荷されることが多いです。微発砲なガス感を感じるお酒が多いので、開栓直後は心地良い刺激を舌に与え楽しませてくれます。
花見におすすめの常温でも楽しめる日本酒5選
さて、お花見に日本酒をオススメする理由が分かったところで、さっそく銘柄の紹介をさせていただきます。まずは冷酒や常温、様々な温度で楽しめる日本酒の紹介です。
谷川岳 超辛口純米酒
群馬県の地酒で、純米酒の限界まで辛口を追及し、こだわりの製法で醸し上げた辛口の日本酒です。超辛口と表記がありますが、米の旨味も感じる事ができるきりっとした味わいが特徴。日本酒ビギナーからベテランまで、幅広くお楽しみいただけるお酒です。
燗をつけても美味しいので、下に記載している「燗酒にしたい花見酒」に入れようか悩みましたが、僕自身が冷やしたり常温で呑んでいるので、こちらに分類させていただきました!
うまからまんさく 純米酒
秋田県の地酒で、まんさくの花というシリーズ展開しているお酒を造っている蔵元の定番酒です。季節毎に展開されるまんさくの花は常温から冷酒で呑むと美味しい酒が多いですが、このお酒は冷から燗までどんな温度にも対応する万能選手です。
これも燗酒のカテゴリーに入れようか悩んだんですが、常温が美味しいかな。
臥龍梅 純米吟醸 Spring has come.

静岡県の地酒で、ピンク色の瓶が特徴的な季節限定のお酒です。誉富士という米を使用した純米吟醸酒で、香りも芳醇でやや辛口ながら米の旨味をしっかりと感じる事ができます。
栄光冨士 純米大吟醸 愛山
山形県の地酒です。使用酒米は兵庫県産の稀少かつ人気の高い酒造好適米「愛山」ショッキングピンクの可愛いラベルです。
花のような華やかな香りと濃厚な甘みが特徴の人気純米大吟醸です。
甲子 春酒 香んばし 純米大吟醸
千葉県の地酒で春らしいラベルと純米大吟醸らしさのある華やかな香りと甘酸っぱいフレッシュな味わいが特徴の日本酒です。
開栓直後は微発泡で、舌に心地良い刺激があります。
ロ万 花見ロ万 純米吟醸
福島県の地酒です。低アルコールなので呑み疲れせずに軽やかに呑み進めることができます。
満開の桜を見ながら口に含むとき、ふわりと香る優しい香りが幸せな気持ちにしてくれる、まさに花見の名脇役!
野燗炉(燗銅壺)で燗酒にしたい花見酒4選
ここからは燗酒にオススメな日本酒の紹介ですが、基本的には以前紹介した燗酒の記事のお酒がオススメです。

ただ、花見に合わせて楽しく呑めそうな日本酒をいくつかピックアップしてみたので紹介します!
玉川 やんわり 純米
京都府の地酒です。通常の日本酒はアルコール度数が15~16度のところ、12~13度と低アルコールになっています。やさしい味わいなので、あつ燗が少し冷めたぐらいの上燗で呑むのがオススメ。温めすぎると「三河みりん」感のある味わいが出てくるので好き嫌いが分かれそうです。ちなみに僕は美味しく呑めます、三河みりん。
ネーミングに引っ張られるのかやんわりした気持ちになれますよ。
燦然 木村式奇跡の酒 純米雄町
↑のリンクは1800MLなので購入時は気を付けてくださいね。
岡山県の地酒です。木村秋則氏の提唱する、肥料・農薬に頼らない自然栽培で収穫した岡山県産雄町米を全量使用したお酒。
冷で呑むと重~い感じ。あつ燗にするとフワッと香りが立ち、飲み口もマイルドになって滅茶苦茶美味しいです。
桜に合う合わない関係なく、あつ燗で一番オススメかもしれません。
春霞 純米 花ラベル

秋田県の地酒で、桜の花があしらわれたラベルが春の到来を感じさせてくれます。
香りは優しめですが華やかで、綺麗な酸を感じるきめ細かな味わいが特徴。
楽天等に売っていなかったので公式ページからご確認ください
豊盃 特別純米酒
青森県の地酒です。地元産の豊盃米というお米を使ったお酒で、味と香りがバランス良く呑み飽きしません。冷やでも燗でも美味しく呑めるみんなにオススメできる万能選手です。
番外編 もう売られてないと思うけど売ってたら買いたい商品
富久娘 燗番娘 缶

この商品は缶に入った日本酒なんですが、缶の後ろに出っ張りがあり、出っ張りを押し込むとだんだん温かくなって燗酒になるという革命的な商品です。
2008年にリニューアルで期間限定発売ですから、恐らく2025年の今は売られていないはず。もし販売されていたらコメントください!買いに行きます!

僕が20代のころ友達と公園で桜を見ながら呑んだお酒です。あの頃は若かったな~
花見酒を選ぶときに気を付ける事

お花見をする人数(お酒を呑む人数)に対して日本酒の容量が適切か
人数によっては720MLの容量では全員に日本酒が行き届かない可能性があります。10人以上の大人数でお花見をする際は720MLよりも1.8Lの容量を、場合によっては複数本選ぶと良いでしょう。
あくまで主役は桜!日本酒にお金を掛けすぎていないか
お花見は風情を感じながらきれいな桜を眺める事が本来の目的であり、お酒はあくまで名脇役といったところでしょう。
脇役なのに、やれ「入手困難なお酒」とか「何万円もするプレミア価格のついたお酒」といった日本酒の選び方をすると本質的ではありません。
今年は日本酒を持ってお花見に行こう!

今回はお花見に適したお酒を選んでみましたが、お気に入りの日本酒は見つかりましたでしょうか。お花見に行く時のお酒選びの参考になれば幸いです。
また、桜は思った以上にすぐに枯れてしまいます。毎年お花見のチャンスは2週間あるかないかです。週末にお花見するとしたら土日含めても4日ぐらいしかチャンスがありません。ぜひこの4日間をものにして、日本酒と共に楽しいひと時を過ごして下さい!
でわでわ。
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