【贅沢な日本酒】松盛「慧」純米生、酒母しぼりを購入!味わいをレビュー

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こんにちはTGRです。

今回は、茨城県の酒蔵・岡部合名会社が手がける銘酒「松盛」から、非常にユニークな一本をご紹介します。その名も「松盛慧(けい)」純米生・酒母しぼり

酒母搾り」という極めて珍しい製法が使われており、これだけで日本酒ファンの心をくすぐります。個人的に入荷した時から気になっていた商品。一体どんな味わいなのか、実際に飲んで確かめてみました!

先に結論から言っておくと、以下のような人はぜひ購入を検討してみてください。

  • 甘口の白ワインが好きな方
  • 王道の日本酒に飽きている方
  • 変わり種の日本酒を探している方
  • 日本酒を嗜んで飲む方
  • 食中酒に個性を求める方

逆に王道の日本酒を求めている方や辛口の日本酒が探している方、量が欲しい方にはオススメできません。

◆「松盛 慧」とは? —— 酒母搾りという挑戦

さっそく「松盛 慧」をしっかり観察していきましょう。

ラベルの説明によれば、このお酒は酒母だけを搾った「酒母搾り」という非常に特殊な製法で造られています。

酒母とは、酵母を増やしアルコール発酵の準備を整える“酒のもと”のこと。通常はこの後の工程で麹、米、水を加える作業を2~3回繰り返し容量が2倍、3倍に増えた「醪(もろみ)」にして搾り瓶詰して出荷します。

しかしながら本商品のように酒母の状態で完成品とし搾るのは非常に稀。稀というか正直変態的です。贅沢の極みといっても過言ではありません。

※酒母についてはこちらの記事をどうぞ。

【日本酒の基礎知識その6】日本酒造りの根幹「酒母(しゅぼ)」とは?製法・役割・種類を徹底解説

この松盛 慧(けい)は、「白ワインのような爽やかな酸味と旨味が広がる味わい」と紹介されています。酒母ならではの濃縮された酸と旨味、そして低アルコールが特徴とのこと。

TGR
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生酛造りのような酸味で、濃いめのしっかりした味わいが感じられるのかな?それとも低アルコールの軽めの味わいなのかな?等と飲む前から味の想像が頭の中で広がります。

スペック情報

  • 分類:純米生酒(要冷蔵)
  • 精米歩合:70%
  • アルコール度数:12度
  • 原材料:米・米こうじ(国産米)
  • 製造元:岡部合名会社(茨城県常陸太田市)
  • 内容量:500ml
  • 価格:税込み1210円(2025年公式ページ情報)
  • 販売時期:季節限定(通年販売はしていないようなので、購入する方はお早めに)

◆実際に飲んでみた!

■外観:

透明感のある青いボトルが印象的で、現代的な印象。ちょっとしたギフトにも良さそうです。500ミリという絶妙なサイズ感もオシャレです。

■香り:

グラスに注いだ瞬間、甘酸っぱい香りが広がります。ほんのり乳酸系、ヨーグルトのような香りも感じられ、まさに酒母のニュアンス。

色は若干付いていますがほぼ透明です。

■味わい:

おおっ、これは面白い!酸味がしっかりと立っていて、まさに白ワインを思わせる軽快な口当たり。低アルコール(12度)らしく、非常に飲みやすい。旨味もちゃんと感じられ、「濃いのに軽い」不思議なバランス。冷やして飲むのが正解。和食はもちろん、クリームチーズ系の洋風つまみにも合いそうです。

なんだろう?ドイツの甘口の白ワインに似ているような、福井県の舞美人の山廃純米吟醸に少し甘味を足したような…本当に絶妙な味わいです。好き嫌いが分かれる味ですが、酸が際立ってやや甘口のお酒が好きな僕としては、好きな味わいです。

◆買えるお店

僕自身は自分の働いている酒屋で購入しましたので、近所の地酒屋さんで購入できるかもしれません。

また、楽天やアマゾンを調べてみましたが販売している店舗はなさそうです。ネットでの購入の場合は公式ページからのみとなりそうです。

公式ページへのリンク貼っておきますね。

◆まとめ:知恵を味わう一杯

この「慧(けい)」という名の通り、まさに“知恵”と技術の結晶のような一本です。一般的な日本酒とは一線を画す味わいで、日本酒の新たな可能性を感じさせてくれました。日本酒の製法の違いを見るだけでも、日本酒を見る視点が変わるのが分かると思います。

日本酒通の方にはもちろん、普段あまり飲まない方にも“新しい扉”としておすすめできる一杯です。

季節限定の商品となるため、購入はお早めに!

今後も面白そうな日本酒を仕入れたら飲んでレビューしていきますね。でわでわ。

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