酒屋で色んなスキルを取得してキャリアアップを目指そうと考えたときに大手の酒屋よりも小規模な酒屋でキャリアアップをした方がなにかと良いと記事にしましたが、小規模な酒屋は求人なかなか出してないんです。
この記事では、なんで小規模な酒屋は求人を出していないのか。現在僕の働いている酒屋の求人の出し方から考える小規模酒屋の求人情報の探し方。また、専門店型酒屋の求人の難しさについてお知らせしたいと思います。
前提として小規模な酒屋はあまり求人を出していない
酒屋に就職、転職しようとネットのリクルートサイトを眺めていても大手の酒屋は沢山求人が載っていますが、日本酒やワインなどの勉強ができそうな酒屋の求人ってなかなか見掛けませんよね。
それには以下の事が考えられます。
求人サイトの掲載金額が高い
求人サイトは求人情報を掲載する際に1~2週間で結構な額のお金がかかります。
しかも配送というツラそうな仕事内容(やってみると結構楽なんですけどね)の為、掲載しても採用に関する問い合わせすら無かったりします。面接をすっぽかされ、そのまま音信不通になってしまう場合も。そんな事が2回3回と続くだけでものすごい額のお金が消えてなくなるので、求人サイトに掲載するのを自然と躊躇ってしまうのです。
知人等から働き手を紹介してもらっている
求人サイトに掲載してもお金が掛かるだけなので、現在いる従業員の知人や出入りの業者の知人等に働いてもらえそうな人がいないか探している場合があります。
家族経営を主軸としている
家族で経営している場合は基本求人は出していません。もし求人を出していた場合、次の事が考えられます。
- 家族の中でケガなどで一時的に働けなくなった為、求人を出している
- 取引先が急に増え、事業拡大をする事になり、求人を出している
「1」の場合は期間限定になる場合が多いのであまり期待できませんが、「2」の場合は長期で働ける可能性が高いので応募してみる価値があると思います。
小規模酒屋の求人の探し方
では、どうすれば小規模な酒屋の求人に出会うことができるのでしょうか。
絶対に出会えるとは断言できませんが以下のような探し方をすると出会えるかもしれませんので、試してみてはいかがでしょう。
1、Googleの検索で「働きたい地名」+「酒屋」で検索
まずは働きたい場所、勤務地を自分で選んでその地域にある酒屋を探します。
例えば埼玉県のふじみ野市で働きたいと思ったらGoogleで「ふじみ野市 酒屋」と検索します。するとこんな感じの検索結果が表示されます。
※検索してみると色んな酒屋が表示される
表示された中に気になる酒屋があったらメモしておきます。
気になる酒屋が見つかったら、Googleで「気になる酒屋名」+「求人」で検索して求人を出しているか検索をします。求人を出しているなら求人から応募すれば問題ありません。
もし、求人を出していないようでしたら、X(旧ツイッター)やフェイスブックを検索して過去に求人を出していなかったか等を調べましょう。意外に求人情報の投稿をしている場合があります。
それでも求人を出していないようなら諦めて違う酒屋を探しましょう。小規模な酒屋は一つの街に5店舗以上あるものです。違う場所も候補に入れればもっと選択肢が広がるはずです。
2、X(旧ツイッター)やフェイスブック等で酒屋の求人を探す
小規模な酒屋はよっぽどの事が無い限り求人掲載費をあまり出したがりません。なので無料でできるSNS等を利用して求人を出すことがあります。SNSを活用して求人応募してみると面白いと思います。
3、求人誌や求人サイトから応募する
小規模酒屋はよっぽどの事がないと求人サイトや求人誌に掲載しないと言いましたが、逆に言うとよっぽどの事が発生した場合は求人サイトに求人が掲載されます。もし、掲載されていたら一旦落ち着いて、求人を出している酒屋の情報をGoogle先生で検索しましょう。大手酒屋じゃないか、どんな商品を取り扱っているのか確認して小規模な酒屋でビール以外に特化した酒類の取り扱いがありそうだったら応募してみましょう。
専門店、特化型酒屋の求人の難しさ
日本酒などに特化している酒屋が良いと書いておいてなんなんですが、特化しすぎた専門店は採用難易度が高い場合が多いです。「日本酒や焼酎の知識をこれから勉強していく人材」ではなく、「すでに日本酒等の知識はあり、蔵元とのパイプも持っている専門性のある人材」を求めている傾向があるので応募時に注意が必要です。
結論
こんな感じで酒屋を探してみるとよい酒屋に出会える可能性が上がるかと思います。実際に入社してみたら思ったよりブラックな会社だったとかあるかもしれませんが、そこは運しだいだと思います。僕は当たりを引いたと思っています。
少し専門性のある酒屋で配送しながら酒の知識を学ぶ。そして得た知識をもとに特化型専門店や卸問屋、大手酒屋の営業や仕入れ部署に転職するという流れがいいのではないでしょうか。皆様の配送員ライフがより充実したものになりますように。
ではでは、酒は呑んでも呑まれるな!