現役酒屋店員がオススメする酒蔵の甘酒11選!甘酒の種類の違いや酒粕から自分で作る甘酒の作り方も紹介。

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こんにちはTGRです。

「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高く、江戸時代には夏バテ防止の薬として親しまれてきた甘酒。最近はスーパーやコンビニでも気軽に買えるようになり、種類も一気に増えました。

しかし種類が増えた分

  • 麹甘酒と酒粕甘酒って何が違うの?
  • 結局どれを選べばいいの?
  • メーカーごとに味や価格はどう違うの?

と、選び方に迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、現役の酒屋店員である僕が、甘酒の種類別の違いから目的に合わせた選び方、価格や容量を比較できる一覧表、そして実際に飲んでおすすめできる甘酒15選まで、まとめて解説します。

最後には、初心者でも失敗しにくい「酒粕から作る甘酒の作り方」も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

甘酒は大きく分けて4種類ある

甘酒は昔から「麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類に分けられてきました。しかし最近では「乳酸発酵甘酒」と「玄米甘酒」という新しいタイプも登場し、選択肢が広がっています。

まずは、この4種類の違いをざっくり押さえておきましょう。

麹甘酒酒粕甘酒乳酸発酵甘酒玄米甘酒
砂糖添加無し有り種類による基本無し
酸味種類による種類による種類による種類による
飲み
やすさ
自然な甘み濃厚な味わいさっぱりした味複雑な味
アルコ
ール分
無し入る可能性有り無し無し

麹甘酒の特徴

  • 砂糖を使わず、麹の酵素の力で米のでんぷんを糖化させているため、自然な甘みがある。
  • アルコールを含まないため、離乳食期の赤ちゃんから妊娠中や授乳中の人も安心して飲むことができる。
  • ビタミンB群、オリゴ糖、食物繊維、アミノ酸、ブドウ糖など、点滴と似た栄養成分が多く含まれている
  • 麹菌が繁殖する際に多くの酵素が分泌されるため、消化しやすくエネルギーとして使いやすい状態になっている。
  • 体内で生成できない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいる。
TGR
TGR

まさに「飲む点滴」と言われる理由がよくわかる栄養バランスです。お酒が苦手な方や子供にも麹甘酒はお勧めです。

酒粕甘酒の特徴

  • 酒粕ならではの特徴的な香りがする。
  • コクのある濃厚な味わいが特徴。
  • 砂糖以外にも、酸味料や安定剤が添加されている場合がある
  • 加熱殺菌され、賞味期限が長く常温保存ができる商品が多くある。
  • タンパク質やアミノ酸、ビタミン、コウジ酸、レジスタンとプロテインなど、米糀甘酒よりも多様な栄養素を含んでいる場合がある。
  • アルコールが含まれる場合があるため、お子様や妊娠中の方は念のため注意が必要。

乳酸発酵甘酒の特徴

  • 甘酒特有の麹菌の香りや後引く甘さがマイルドになる。
  • ヨーグルトのような風味になる傾向がある。
  • 乳酸菌によるプロバイオテックの効能がある。
  • 乳製品を使用していないので、乳アレルギーの人でも安心して飲める。
  • さっぱりとした飲み心地で、従来の甘酒が苦手な人でも飲みやすい味になっている。

玄米甘酒の特徴

  • 玄米の栄養素が豊富に含まれている。
  • 色合いが茶色になりやすい。
  • 体内のエネルギーの生産をサポートする栄養素が含まれていると言われている。

目的別の甘酒の選び方

種類の違いがわかったところで、「自分はどれを選べばいいのか」を目的別に整理しました。当てはまる項目から選んでみてください。

ダイエット・糖質を抑えたい人

砂糖不使用で自然な甘みの麹甘酒、または糖質カットタイプの麹甘酒がおすすめです。満足感のある甘さがありながら、砂糖を加えていない商品を選ぶと糖質を抑えやすくなります。

美容・腸活を意識したい人

ビタミンB群やオリゴ糖、食物繊維が豊富な麹甘酒、また乳酸発酵甘酒はプロバイオティクス効果が期待でき、腸内環境も整えると言われているので試してみる価値があります。

甘酒特有の香りや味が苦手な人

乳酸菌で発酵させた乳酸発酵甘酒は、ヨーグルトのような酸味でさっぱりしており、甘酒が苦手な人の入門編としても飲みやすい選択肢です。

しっかり栄養を摂りたい人

精米していない玄米の栄養素をまるごと摂れる玄米甘酒がおすすめです。白米の麹甘酒よりも栄養価の高さを重視したい方向けです。

おすすめの甘酒11選

それぞれの特徴が分かったところで各種類の甘酒のおすすめを紹介させていただきます。

麹甘酒のオススメ4選

若竹屋 あまざけ

優しい甘さと米のつぶつぶ感が楽しめる甘酒です。
僕が酒粕甘酒以外で初めて飲んだ甘酒でもあるので、思い出補正もあるかもしれませんが本当におすすめです。
暑い日に冷蔵庫で冷やして飲むと頭がシャキッとします。

原材料:米、米麹

若竹屋 八穀あまざけ

八つの穀物(白米・玄米・黒米・赤米・緑米・大麦・餅きび・アマランサス)で仕込んだ健康あまざけです。食べる感じの食感が楽しめます。八種類の穀物のおかげで栄養分も豊富です。
ゴクゴク飲むと言うよりは口に含んだ後で何回かモグモグ噛んでから飲むような甘酒です。

原材料:米、米麹、玄米、押麦(大麦)、赤米、黒米、緑米、もちきび、アマランサス

八海山 麹だけでつくったすっきりあまさけ

麹の甘味が苦手な方でも飲めるように既存の商品と比べて糖質を30%カットした商品です。ほのかな甘さが特徴です。

原材料:米こうじ(国産米)

忠孝酒造 黒あまざけ

焼酎を仕込む際に使用される黒麹を使用して作られた甘酒です。黒麹独特の酸味が特徴で、すっきり飲むことができます。
ぜひ試してみてください。

原材料:米こうじ(沖縄県産)、米(国産米)、生姜

酒粕甘酒のオススメ3選

大関 甘酒 カップ

蔵元ならではのしぼりたての酒粕を使用し、新鮮な味わいを生かした本格甘酒。
生姜の風味と蜂蜜のスッキリとした甘みが特長です。温めても冷やしても、おいしくいただけます。

原材料:砂糖(国内製造)、酒粕、生姜汁、澱粉、蜂蜜、食塩/酸味料

白鶴 甘酒 缶

アルコール分1%未満。ほどよい甘さと、口当たりなめらかな味わいが特徴です。冷やしても温めてもおいしく召し上がれます。

原材料:糖類(砂糖、粉飴󠄀)(国内製造)、酒粕、米こうじ/酸味料

磯自慢 純米大吟醸酒粕のあまざけ

静岡県を代表する蔵元“磯自慢酒造”の純米大吟醸の酒粕のみを使用する甘酒。

口当たりがとてもスムースでさらりとした飲み口です。希少糖アルロースでカロリーを抑え、きび糖を使用することでミネラルを含み、上品な甘味と鼻を抜けるほのかな酒粕の香り、余韻は短く甘さも後を引かずスッと抜けます。

原材料:酒粕(米:国産、米麹)、希少糖アルロース、さとうきび糖、食塩

乳酸発酵甘酒のオススメ2選

八海山 乳酸発酵の麹あまさけGABA

酒づくりで培った技術でコントールした麹を使用して上品な味わいに仕上げた、「麹だけでつくったあまさけ」を乳酸発酵させ、さわやかな味わいを実現しました。

原材料:米麹(国産米) 米胚芽抽出エキス 乳酸菌 保存方法:要冷蔵

寺田本家 うふふのモト

千葉県の寺田本家のつくる、昔ながらの酒造りの方法である生もと仕込みの技法を使用した甘酒です。 無農薬にこだわった米と米麹、水を合わせて仕込み、蔵にすむ麹菌や乳酸菌の働きで発酵させるため、甘酸っぱい味になります。
無駄なものは入れない、オーガニックにこだわった蔵元の造る甘酒は一度試してみる価値ありです。

原材料:米(農薬・化学肥料不使用)、米麹

玄米甘酒のオススメ2選

八海山 飲む玄米

白米と比べ豊富な栄養成分を含む「金芽ロウカット玄米」を合わせた麹甘酒です。米粒をほとんど感じないなめらかな飲み口で、ほのかな穀物の香りも楽しむことができます。

原材料:米麹(国産米)、玄米

寺田本家 発芽玄米のうふふのモト

昔ながらの酒造りの方法である生もと仕込みの技法を使用した玄米甘酒です。精米前の玄米を使用しているので通常のうふふのモトよりはクセがあり好き嫌いが分かれます
蔵元のオーガニック、無農薬、下手な手は加えないという「精米すらも除いた本来の米のポテンシャルの高さ」を試してみませんか。
もちろんノンアルコールですので、お子様にもお酒の弱い方にも安心してお召し上がりいただけます。

原材料:玄米(農薬・化学肥料不使用)、米麹

甘酒のオススメの温度帯

おすすめの甘酒をご紹介しましたが、どんな飲み方をすればいいか分からない方もいるかもしれません。甘酒は冷やしても温めても美味しく飲むことができますよ。

甘酒は60度くらいに温めると良い

寒い時期は甘酒を温めて飲むことで体を暖めることができます。

甘酒を温めて飲む時の温度は60度が良いと言われています。 甘酒に含まれている酵素が最も活発に活動する温度が60度と言われています。

しかし、出荷前に火入れをして酵素の働きを抑制している商品が多々あります。自分で甘酒を作る場合を除き、そこまで気にしなくて問題ないと思います。

甘酒は冷やして飲んでも美味しい

甘酒は冷やして飲んでもおいしく、のど越しが良くなります。暑いときに飲めば夏バテ予防や疲労回復に役立ちます。

夏に飲めば夏バテ予防や疲労回復に役立ちますし、冬の温かい部屋の中でぬくぬくしながら冷やした甘酒でクールダウンするのも贅沢で良いでしょう。

甘酒は自作もできる

甘酒は自作することもできます。酒粕から作る方法と米麹から作る方法がありますが、今回は初心者でも失敗しにくい「酒粕を使用した甘酒」の作り方を説明しますね。

酒粕甘酒の作り方

用意するもの
  • 酒粕…適量
  • お湯…適量
  • 砂糖(ハチミツ、黒糖でも良い)…お好み

1、酒粕を鍋に入れる

2,お湯を少量入れ良く溶きほぐす

3,お好みの濃さになるまでお湯を足す

4,なめらかになるまで弱火~中火で混ぜる

5,火を止めてからお好みの甘さになるまで砂糖、もしくはハチミツ、黒糖を混ぜながら入れていく

6,弱火で混ぜてなめらかになったら完成!

酒屋のおじさんにも簡単に作れます!

ポイントは4番の工程でアルコールをなるべく飛ばすことを意識することです。

TGR
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甘酒を生活に取り入れてみよう

甘酒は大きく「麹甘酒」「酒粕甘酒」「乳酸発酵甘酒」「玄米甘酒」の4種類に分けられ、それぞれ味わいや栄養面での特徴が異なります。

ダイエット・糖質を抑えたい方は麹甘酒、美容・腸活重視なら麹甘酒や乳酸発酵甘酒、濃厚な満足感を求めるなら酒粕甘酒がおすすめです。子供や妊娠中の方は麹甘酒・乳酸発酵甘酒・玄米甘酒から選び、甘酒の香りが苦手な方は乳酸発酵甘酒、栄養をしっかり摂りたい方は玄米甘酒を選ぶと良いでしょう。

酒粕も米から作られていることを考えると、甘酒は日本人が主食にしている米から作られている商品と言っても過言ではありません。「飲む点滴」とも言われる甘酒を生活に取り入れることで、普段不足している栄養素を補ってくれるでしょう。

美味しいからと飲みすぎると栄養過多になり、おなか周りが気になってしまうかもしれません。何ごとも適量を嗜むようにしましょう。

でわでわ

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