現役酒屋店員がオススメする酒蔵の甘酒11選!甘酒の種類の違いや酒粕から自分で作る甘酒の作り方も紹介。

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こんにちはTGRです。

今年の3月は雪が降ったり暑い日があったりと寒暖差が激しくて、体調崩す人が多いかもしれません。

こんな時には十分に栄養を取れるうえに、寒いときには温めて美味しい、暑いときには冷やして美味しい甘酒を飲んで体調管理してみてはいかがでしょうか。

江戸時代には甘酒は夏バテ防止に飲まれていたそうです。今回はそんな昔から親しまれている発酵食品のひとつで、「飲む点滴」とも言われている甘酒のおすすめを紹介したいと思います。

また、初心者でも簡単に作れる酒粕から作る甘酒の作り方も紹介しますね。

甘酒は大きく分けて4種類(昔は2種類と言われていた)

甘酒は「麹甘酒」「酒粕甘酒」の2種類と言われていました。しかし最近になって「乳酸発酵甘酒」「玄米甘酒」という甘酒の種類が登場してきました。多種多様な甘酒を選ぶことができるように選択肢が広がりました。

それぞれの甘酒のおおまかな特徴

麹甘酒酒粕甘酒乳酸発酵甘酒玄米甘酒
砂糖添加無し有り種類による基本無し
酸味種類による種類による種類による種類による
飲み
やすさ
自然な甘み濃厚な味わいさっぱりした味複雑な味
アルコ
ール分
無し入る可能性有り無し無し

麹甘酒の特徴

  • 砂糖を使わず、麹の酵素の力で米のでんぷんを糖化させているため、自然な甘みがあります。
  • アルコールを含まないため、離乳食期の赤ちゃんから妊娠中や授乳中の人も安心して飲むことができます。
  • 栄養価が高く、ビタミンB群、オリゴ糖、食物繊維、アミノ酸、ブドウ糖など、点滴と似ている栄養成分が含まれています。
  • 麹菌が繁殖する際に多くの酵素が分泌されるため、消化しやすくエネルギーとして使いやすい状態になっています。
  • 体内で生成できない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいます。

酒粕甘酒の特徴

  • 酒粕ならではの特徴的な香りがします。
  • コクのある濃厚な味わいが特徴です。
  • 砂糖以外にも、酸味料や安定剤が添加されている場合があります。
  • 加熱殺菌され、賞味期限が長く常温保存ができる商品が多くあります。
  • タンパク質やアミノ酸、ビタミン、コウジ酸、レジスタンとプロテインなど、米糀甘酒よりも多様な栄養素を含んでいる場合があります。
  • アルコールが含まれる場合があるため、お子様や妊娠中の方は念のため注意したほうがよいでしょう。

乳酸発酵甘酒の特徴

  • 甘酒特有の麹菌の香りや後引く甘さがマイルドになります。
  • ヨーグルトのような風味になる傾向があります。
  • 乳酸菌によるプロバイオテックの効能があります。
  • 乳製品を使用していないので、乳アレルギーの人でも安心です。
  • さっぱりとした飲み心地で、従来の甘酒が苦手な人でも飲みやすい味になっています。

玄米甘酒の特徴

  • 玄米の栄養素が豊富に含まれています。
  • 色合いが茶色になりやすいです。
  • 体内のエネルギーの生産をサポートする栄養素が含まれています。

おすすめの甘酒11選

それぞれの特徴が分かったところで各種類の甘酒のおすすめを紹介させていただきます。

麹甘酒のオススメ4選

若竹屋 あまざけ

優しい甘さと米のつぶつぶ感が楽しめる甘酒です。

原材料:米、米麹

若竹屋 八穀あまざけ

八つの穀物(白米・玄米・黒米・赤米・緑米・大麦・餅きび・アマランサス)で仕込んだ健康あまざけです。食べる感じの食感が楽しめます。八種類の穀物のおかげで栄養分も豊富です。

原材料:米、米麹、玄米、押麦(大麦)、赤米、黒米、緑米、もちきび、アマランサス

八海山 麹だけでつくったすっきりあまさけ

麹の甘味が苦手な方でも飲めるように既存の商品と比べて糖質を30%カットした商品です。ほのかな甘さが特徴です。

原材料:米こうじ(国産米)

忠孝酒造 黒あまざけ

焼酎を仕込む際に使用される黒麹を使用して作られた甘酒です。黒麹独特の酸味が特徴で、すっきり飲むことができます。

原材料:米こうじ(沖縄県産)、米(国産米)、生姜

酒粕甘酒のオススメ3選

大関 甘酒

蔵元ならではのしぼりたての酒粕を使用し、新鮮な味わいを生かした本格甘酒。
生姜の風味と蜂蜜のスッキリとした甘みが特長です。温めても冷やしても、おいしくいただけます。

原材料:砂糖(国内製造)、酒粕、生姜汁、澱粉、蜂蜜、食塩/酸味料

白鶴 甘酒

アルコール分1%未満。ほどよい甘さと、口当たりなめらかな味わいが特徴です。冷やしても温めてもおいしく召し上がれます。

原材料:糖類(砂糖、粉飴󠄀)(国内製造)、酒粕、米こうじ/酸味料

磯自慢 純米大吟醸酒粕のあまざけ

静岡県を代表する蔵元“磯自慢酒造”の純米大吟醸の酒粕のみを使用する甘酒。

口当たりがとてもスムースでさらりとした飲み口です。希少糖アルロースでカロリーを抑え、きび糖を使用することでミネラルを含み、上品な甘味と鼻を抜けるほのかな酒粕の香り、余韻は短く甘さも後を引かずスッと抜けます。

原材料:酒粕(米:国産、米麹)、希少糖アルロース、さとうきび糖、食塩

乳酸発酵甘酒のオススメ2選

八海山 乳酸発酵の麹あまさけGABA

酒づくりで培った技術でコントールした麹を使用して上品な味わいに仕上げた、「麹だけでつくったあまさけ」を乳酸発酵させ、さわやかな味わいを実現しました。

原材料:米麹(国産米) 米胚芽抽出エキス 乳酸菌 保存方法:要冷蔵

販売サイトがありませんでしたが、公式ページのこちらから購入可能です。

\乳酸発酵の甘酒はこちらから/

八海山公式ページ

うふふのモト

千葉県の寺田本家のつくる、昔ながらの酒造りの方法である生もと仕込みの技法を使用した甘酒です。 お米と米麹、水を合わせて仕込み、蔵にすむ麹菌や乳酸菌の働きで発酵させるため、甘酸っぱい味になります。

原材料:米(農薬・化学肥料不使用)、米麹

玄米甘酒のオススメ2選

八海山 飲む玄米

白米と比べ豊富な栄養成分を含む「金芽ロウカット玄米」を合わせた麹甘酒です。米粒をほとんど感じないなめらかな飲み口で、ほのかな穀物の香りも楽しむことができます。

原材料:米麹(国産米)、玄米

発芽玄米のうふふのモト

昔ながらの酒造りの方法である生もと仕込みの技法を使用した玄米甘酒です。
もちろんノンアルコールですので、お子様にもお酒の弱い方にも安心してお召し上がりいただけます。

原材料:玄米(農薬・化学肥料不使用)、米麹

甘酒のオススメの温度帯

おすすめの甘酒をご紹介しましたが、どんな飲み方をすればいいか分からない方もいるかもしれません。甘酒は冷やしても温めても美味しく飲むことができますよ。

甘酒は60度くらいに温めると良い

甘酒を飲む時の温度は60度が良いと言われています。 甘酒に含まれている酵素が最も活発に活動する温度が60度と言われています。

しかし、出荷前に火入れをして酵素の働きを抑制している商品が多々あります。自分で甘酒を作る場合を除き、そこまで気にしなくて問題ないと思います。

寒い時期は甘酒を温めて飲むことで体を暖めることができます。

甘酒は冷やして飲んでも美味しい

甘酒は冷やして飲んでもおいしく、のど越しが良くなります。夏に飲めば夏バテ予防や疲労回復に役立ちます。

夏に飲めば夏バテ予防や疲労回復に役立ちますし、冬の温かい部屋の中でぬくぬくしながら冷やした甘酒でクールダウンすると良いでしょう。

甘酒は自作もできる

甘酒は自作することもできます。酒粕から作る方法と米麹から作る方法がありますが、今回は初心者でも失敗しにくい「酒粕を使用した甘酒」の作り方を説明しますね。

酒粕甘酒の作り方

用意するもの
  • 酒粕…適量
  • お湯…適量
  • 砂糖(ハチミツ、黒糖でも良い)…お好み

1、酒粕を鍋に入れる

2,お湯を少量入れ良く溶きほぐす

3,お好みの濃さになるまでお湯を足す

4,なめらかになるまで弱火~中火で混ぜる

5,火を止めてからお好みの甘さになるまで砂糖、もしくはハチミツ、黒糖を混ぜながら入れていく

6,弱火で混ぜてなめらかになったら完成!

酒屋のおじさんにも簡単に作れます!

ポイントは4番の工程でアルコールをなるべく飛ばすことを意識することです。

甘酒を生活に取り入れてみよう

酒粕も米から作られていることを考えると、甘酒は米から作られている商品と言っても過言ではありません。「飲む点滴」とも言われている甘酒を生活に取り入れることによって、普段不足している栄養素を補ってくれることでしょう。

ただ、美味しいからと飲みすぎると栄養過多になり、おなか周りが気なってしまうかもしれません。なにごとも適量を嗜むようにしましょう。

でわでわ

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